遺品整理コラム
ご両親が亡くなった後や施設へ入居された後、
「実家が空き家になってしまった」
「今すぐ住む予定はないけれど、そのままにしている」
「遠方に住んでいて管理が難しい」
という状況になる方は少なくありません。
しかし、空き家になった実家を長期間放置すると、建物の老朽化や防犯上の問題、近隣トラブルなど、さまざまなリスクが発生する可能性があります。
また、遺品整理を後回しにしたことで、売却や活用のタイミングを逃してしまうケースもあります。
この記事では、空き家になった実家を放置するリスクや、遺品整理・管理・売却の進め方について分かりやすく解説します。
空き家になった実家は、すぐに売却しなければならないわけではありません。ただし、方向性を決めずに放置すると、建物の劣化や防犯上の問題、除雪・庭木などの管理負担が増える可能性があります。
まずは不動産の名義と相続人を確認し、重要書類や貴重品を確保したうえで、遺品整理を進めます。その後、「売却する・貸す・管理を続ける・解体する」の中から、実家の状態やご家族の事情に合った方法を検討しましょう。
札幌で遺品整理をご検討の方は、費用相場や業者選びのポイントをまとめた以下の記事も参考になります。
関連記事:札幌の遺品整理 完全ガイド|費用相場・おすすめ業者の選び方

「今は忙しいから」
「まだ気持ちの整理がつかないから」
と空き家をそのままにしてしまう方もいます。
しかし、誰も住まなくなった住宅は想像以上のスピードで傷んでいきます。
人が住まなくなると、
・換気がされない
・水道を使わない
・室内の温度変化が大きくなる
などの理由から、建物の劣化が進みやすくなります。
特に札幌では冬期間の寒暖差も大きく、
・結露
・カビ
・設備の故障
・配管トラブル
などが発生することがあります。
空き家は人の出入りが少ないため、
・不法侵入
・不法投棄
・いたずら
・空き巣
などの被害に遭うリスクがあります。
郵便物が溜まったままになっていたり、庭木が伸び放題になっていたりすると、空き家であることが分かりやすくなります。
空き家は所有者だけの問題ではありません。
例えば、
・雑草が伸びる
・樹木が隣地へ越境する
・雪が落下する
・害虫や害獣が発生する
といった問題が起こることがあります。
特に札幌では冬季の落雪による事故や近隣トラブルも少なくありません。
空き家であっても、
・固定資産税
・都市計画税
・火災保険
・修繕費
・除雪費用
などの費用が発生します。
利用予定がないにもかかわらず、維持費だけがかかり続けるケースもあります。
適切に管理されていない空き家は、状態によって自治体から「管理不全空家」や「特定空家」と判断される可能性があります。
例えば、建物が倒壊するおそれがある、衛生上の問題がある、庭木や雑草が周辺へ悪影響を与えているといった状態です。
自治体から改善の勧告を受けた場合、土地に適用されている固定資産税の住宅用地特例が受けられなくなる可能性があります。また、状態によっては命令や行政代執行の対象になることもあります。
ただし、空き家になっただけで直ちに税額が上がるわけではありません。適切に管理し、自治体からの通知があった場合は放置せずに対応することが重要です。
空き家になった実家を整理する場合、すぐに家財の処分を始めるのではなく、最初に不動産の名義や相続人、残されている重要書類などを確認することが大切です。
確認せずに整理を進めると、不動産や相続に関する書類、現金・貴重品、ほかのご家族が残したいものなどを誤って処分してしまう可能性があります。
次の順番を目安に進めましょう。
ご両親が亡くなって実家が空き家になった場合は、まず不動産の名義と相続人を確認します。
不動産の名義は、法務局で取得できる登記事項証明書などで確認できます。相続人が複数いる場合は、一人だけで売却や家財の処分を決めず、今後の方針について相続人同士で話し合うことが大切です。
2024年4月から相続登記が義務化されています。相続によって不動産を取得したことを知った日から、原則として3年以内に相続登記を申請する必要があります。
名義や相続関係が分からない場合は、法務局や司法書士などの専門家へ相談してください。
ご両親の施設入居によって空き家になった場合は、所有者であるご本人の意向を確認し、家財の整理や不動産の売却について同意を得たうえで進めます。
家財を処分する前に、室内に重要書類や貴重品が残されていないか確認します。
特に、次のものは処分しないよう注意が必要です。
書類は、机や金庫だけでなく、タンス、仏壇、衣類のポケット、封筒、本の間などに保管されていることもあります。
遺言書を発見した場合は、勝手に開封したり、すぐに遺品の処分や不動産の売却を進めたりせず、必要に応じて家庭裁判所や司法書士などの専門家へ確認してください。
重要書類や貴重品を確認した後は、ご家族や相続人で、残すもの・引き継ぐもの・手放すものを決めます。
特に、次のようなものは意見が分かれやすいため、処分前の確認が必要です。
相続人が遠方に住んでいる場合は、処分を判断できないものを写真で共有し、確認を取ってから進める方法もあります。
一度処分したものは元に戻せないため、判断に迷うものは無理に処分せず、一時的に保管しておきましょう。
不動産の名義や相続人、重要書類、残しておくものを確認した後に、遺品整理を進めます。
遺品や家財を整理することで、次のことを把握しやすくなります。
ご自身やご家族だけで整理する場合は、必要なもの・親族へ渡すもの・買取を検討するもの・処分するものなどに分けて進めます。
家財の量が多い場合や、相続人が札幌市外・道外に住んでいる場合は、遺品整理業者へ依頼する方法もあります。
立ち会いなしで依頼する場合は、残すものや処分してよいものを事前に伝え、写真や一覧で確認できる業者を選ぶと安心です。
家財が残ったままでも不動産の査定や売却相談ができる場合はありますが、室内が整理されていると、建物の状態や修繕の必要性を確認しやすくなります。
遺品整理を行うことで、次の準備を進めやすくなります。
ただし、売却前に必ずすべての家財を処分しなければならないとは限りません。不動産会社が家財を残した状態での売却や買取に対応できる場合もあります。
先に不動産会社へ相談し、売却方法や必要な整理範囲を確認してから遺品整理を進めると、不要な作業や費用を抑えられる可能性があります。
空き家となった実家の遺品整理について、具体的な進め方や注意点を確認したい方は、以下の記事も参考にしてください。
関連記事:実家の遺品整理、何から始める?後悔しないための進め方と注意点

不動産の名義や相続関係、家の中に残された家財を確認した後は、実家を今後どのように扱うか検討します。
主な選択肢は、「売却する」「賃貸として活用する」「定期的に管理する」「解体する」の4つです。
どの方法が適しているかは、建物の状態や立地、ご家族が将来利用する可能性、維持にかかる費用などによって異なります。まずは、それぞれの特徴と注意点を比較してみましょう。
| 選択肢 | 向いているケース | 主なメリット | 主な注意点 |
|---|---|---|---|
| 売却する | 今後、ご家族が住む予定がない場合 | 維持費や管理の負担を減らし、物件を現金化できる | 名義や相続関係、建物の状態、家財の取り扱いを確認する必要がある |
| 賃貸として活用する | 建物の状態や立地が賃貸に適している場合 | 家賃収入を得ながら不動産を所有できる | 修繕費、管理費、入居者募集、空室リスクなどを考慮する必要がある |
| 定期的に管理する | 将来、ご家族が住む可能性がある場合 | 売却を急がず、今後の活用方法を検討できる | 換気、通水、除雪、庭木、防犯対策などの継続的な管理が必要になる |
| 解体する | 老朽化が進み、建物の利用が難しい場合 | 倒壊や落雪などの危険を抑え、土地を活用しやすくなる | 解体費用や家財撤去、解体後の固定資産税、土地の活用方法を事前に確認する必要がある |
実家の今後をすぐに決められない場合でも、何もせずに放置するのではなく、定期的な管理を続けながら、ご家族や不動産会社などと相談して方向性を検討することが大切です。
今後、ご家族が住む予定がない場合は、実家の売却を検討する方法があります。
売却することで、固定資産税、火災保険、修繕費、除雪費用などの継続的な負担を見直すことができます。また、換気や庭木の手入れ、防犯対策など、空き家を管理し続ける負担を減らせる可能性があります。
空き家となった実家を売却する主なメリットは、次のとおりです。
ただし、空き家はすぐに売却できるとは限りません。売却を進める前に、次の項目を確認する必要があります。
相続人が複数いる場合は、一人だけの判断で売却を進めるのではなく、売却方法や売却後の代金の分け方について、あらかじめ相続人同士で確認しておくことが大切です。
家財が残っていても査定できる場合がある
空き家の中に遺品や家財が残っていても、不動産会社による査定や売却相談ができる場合があります。
売却するために、必ず先にすべての家財を処分しなければならないわけではありません。
売却方法によっては、買主や不動産買取会社が家財の残った状態で引き取れる場合もあります。そのため、売却前にすべてを処分するのではなく、まず不動産会社へ次の点を確認してください。
事前に売却方法を確認しておくことで、不要な片付けや修繕、解体に費用をかけてしまうことを防ぎやすくなります。
一方で、室内を整理しておくと、建物の状態や修繕が必要な箇所を確認しやすくなります。購入希望者が室内を確認する際にも、家財が少ない方が内覧しやすくなる場合があります。
札幌市内でも売却条件は物件によって異なる
札幌市内の空き家であっても、すべての物件が同じ条件で売却できるわけではありません。
売却価格や売却までにかかる期間は、主に次の条件によって変わります。
最初から売却できないと判断せず、まずは不動産会社へ査定を依頼し、現在の状態で売却できるか確認しましょう。
花あかりでは、遺品整理や家財の片付けだけでなく、実家の売却に関するご相談にも対応しています。遺品整理から売却準備までまとめて相談したい方は、以下のページをご確認ください。
関連記事:不動産売却サービスについて詳しく見る
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立地や建物の状態によっては、空き家となった実家を賃貸住宅として活用する方法があります。
賃貸として活用できれば、建物を所有したまま家賃収入を得られる可能性があります。将来的にご家族が住む予定がある場合でも、それまでの期間だけ貸し出すという選択肢も考えられます。
ただし、空き家をそのままの状態で貸し出せるとは限りません。入居者が安全に生活できる状態にするため、修繕や設備交換、清掃などが必要になることがあります。
賃貸として活用する前に、次の項目を確認しましょう。
想定家賃だけで判断しないことが大切
家賃収入を得られる場合でも、修繕費、設備交換費、管理会社への手数料、固定資産税、保険料などの費用がかかります。
入居者がいない期間は家賃収入が得られないため、想定家賃だけでなく、初期費用や毎年の維持費、空室期間も含めて検討する必要があります。
不動産会社や賃貸管理会社へ相談し、次の内容を確認してから判断しましょう。
建物の状態や地域の需要によっては、修繕費に対して十分な家賃収入を得られない場合もあります。売却する場合と賃貸に出す場合の両方を比較して、ご家族に合った方法を選びましょう。
すぐに売却や賃貸をする予定がなく、将来ご家族が住む可能性がある場合は、空き家として一定期間管理する方法があります。
ただし、誰も住んでいなくても、建物の管理が不要になるわけではありません。
換気や通水が行われない状態が続くと、湿気、カビ、悪臭、排水口からの臭いなどが発生しやすくなります。屋根や外壁の破損、雨漏りなどを発見できず、建物の劣化が進む可能性もあります。
空き家として維持する場合は、主に次の管理が必要です。
管理する人と確認頻度を決める
空き家として残す場合は、「誰が」「どのくらいの頻度で」現地を確認するのか決めておくことが重要です。
ご家族や親族が管理する場合は、換気、郵便物、庭木、除雪などの担当を決めておきましょう。相続人が複数いる場合は、管理費用を誰が負担するかについても確認しておく必要があります。
所有者や相続人が札幌市外・道外に住んでいる場合は、現地を定期的に確認できる親族や空き家管理サービスへ依頼する方法もあります。
後から管理方法を確認できるように、訪問日、建物の状態、対応した内容を記録し、必要に応じて写真を残しておくと安心です。
空き家の状態に合った火災保険を確認する
住宅に人が住まなくなると、火災保険の契約条件や建物の取り扱いが変わる場合があります。
現在加入している保険が、空き家になった後も継続できるとは限りません。空き家になったことを保険会社または保険代理店へ伝え、補償を継続できるか確認してください。
保険会社への連絡をせずに空き家として使用していると、事故が発生した際に契約内容との違いが問題になる可能性があります。
空き家の管理を続ける場合は、後ほど解説する「空き家の管理を続ける場合の注意点」もご確認ください。
建物の老朽化が進み、居住・売却・賃貸での活用が難しい場合は、建物を解体する方法があります。
解体によって、倒壊、外壁材の落下、屋根からの落雪などの危険を抑えられる可能性があります。また、更地にすることで、土地の売却や新しい建物の建築、駐車場としての活用などを検討しやすくなる場合があります。
ただし、古い建物だからという理由だけで、すぐに解体する必要があるとは限りません。建物が残っている状態の方が売却しやすい場合や、買主が購入後に解体を希望する場合もあります。
解体を決める前に、次の項目を確認してください。
家財の整理と解体工事は分けて確認する
建物内に家財が残っている場合は、解体工事の前に家財を搬出する必要があります。
家財の整理費用が解体工事の見積もりに含まれているのか、別途費用になるのかを確認してください。
遺品や家財の中には、買取できるものやご家族が残しておきたいものが含まれている可能性があります。解体業者へすべて任せる前に、重要書類、貴重品、思い出の品などを確認しましょう。
解体後の固定資産税を確認する
住宅が建っている土地には、固定資産税を軽減する住宅用地特例が適用されている場合があります。
建物を解体すると、この特例が適用されなくなり、翌年度以降の土地の固定資産税が上がる可能性があります。
ただし、税額がどの程度変わるかは、土地の評価額、面積、現在の課税状況などによって異なります。「解体すると固定資産税が必ず6倍になる」とは限りません。
解体前に、札幌市の固定資産税担当窓口や税理士などへ確認することをおすすめします。
解体する前に不動産会社へ相談する
土地の売却を予定している場合は、解体工事を契約する前に不動産会社へ相談しましょう。
物件によっては、次のような売却方法を選べる場合があります。
どの方法が適しているかは、建物の状態や土地の需要によって異なります。解体費用をかけた後で売却条件が想定と異なることを避けるため、査定結果と解体費用の両方を確認して判断しましょう。

花あかりへ寄せられる空き家に関するご相談では、親御様が亡くなった後の実家整理だけでなく、施設への入居や、所有者・相続人が札幌市外・道外に住んでいるケースなど、さまざまな事情があります。
ここでは、札幌の空き家整理で想定される代表的な相談例をご紹介します。
親御様が亡くなり、札幌の実家を相続したものの、今後どのようにすればよいか決められないというケースです。
特に相続人が札幌市外・道外に住んでいる場合は、次のような問題が生じることがあります。
この場合は、最初に不動産の名義と相続人を確認し、室内に重要書類や貴重品が残されていないか確認します。
その後、相続人同士で残すものや処分するものを決め、遺品整理を進めながら、売却・賃貸・管理・解体など今後の方向性を検討します。
すぐに売却するか決められない場合でも、建物の状態確認や郵便物の回収、換気、除雪など、最低限の管理は続ける必要があります。
親御様が高齢者施設や介護施設へ入居し、それまで住んでいた実家が空き家になるケースもあります。
親御様が亡くなった後の遺品整理とは異なり、施設入居に伴う家財整理では、所有者である親御様の意向を確認しながら進めることが重要です。
例えば、次の内容を本人やご家族で確認します。
実家を売却する場合でも、家財をすべて処分してからでなければ査定できないとは限りません。不動産会社へ現在の状態を伝え、売却方法と必要な整理範囲を確認してから進める方法もあります。
親御様が契約内容や不動産売却の判断をすることが難しい場合は、ご家族だけで進めず、必要に応じて司法書士や弁護士などの専門家へ相談してください。
札幌の実家が空き家になっていても、相続人や所有者が本州・道外に住んでいるため、遺品整理や建物管理を進められないケースがあります。
仕事や家庭の事情で何度も札幌へ来ることが難しい場合は、次のような対応ができる業者へ相談すると進めやすくなります。
立ち会いなしで遺品整理を依頼できる場合もありますが、業者によって対応方法は異なります。
鍵の受け渡し方法、残すものの確認方法、貴重品が見つかった場合の取り扱い、作業完了後の確認方法などを、契約前に確認してください。
花あかりでは、札幌市外・道外にお住まいの方からの遺品整理のご相談にも対応しています。立ち会いなしで作業できる場合もありますので、現在の状況やご希望を事前にお知らせください。
関連記事:立ち会いできない遺品整理は可能?札幌で遠方から依頼する流れと注意点
空き家となった実家の整理では、建物の広さ、家財の量、搬出経路、作業人数などによって、必要な作業や費用が異なります。
業者へ依頼する前に、実際の作業事例を確認すると、次の内容を把握しやすくなります。
花あかりの作業事例では、遺品整理や家財整理などの事例をご紹介しています。ご実家の状況と近い事例があるか、参考としてご確認ください。
関連ページ:花あかりの作業事例
「すぐには売却しない」「将来、家族が住む可能性がある」という場合でも、空き家をそのまま放置することはできません。
人が住まなくなった住宅では、室内の湿気やカビ、排水口からの臭い、設備の故障、雨漏りなどが発生しても、発見が遅れる可能性があります。
特に札幌では、冬期間の水道管凍結、積雪、落雪などにも注意が必要です。
空き家として維持する場合は、管理する人と確認する頻度を決め、次の項目を定期的に確認しましょう。
長期間締め切った状態が続くと、室内に湿気がこもり、カビや結露、臭いなどが発生しやすくなります。
天候や室内の状態を確認しながら、定期的に窓や収納扉を開けて換気を行いましょう。
換気するときは、次の場所も確認します。
窓を開けたまま帰ると、雨や雪の侵入、防犯上の問題につながります。換気後は、すべての窓と玄関の施錠を確認してください。
水道を使用しない期間が続くと、排水管の封水が蒸発し、排水口から臭いや害虫が上がってくることがあります。
水道を継続して使用できる状態であれば、台所、洗面所、浴室、トイレなどの水を定期的に流し、漏水や排水の異常がないか確認します。
一方、札幌では冬期間に水道管が凍結・破損する可能性があります。暖房を停止した状態で長期間空き家にする場合は、必要に応じて水抜きを行ってください。
確認が必要な設備には、次のようなものがあります。
設備によって水抜きの方法が異なります。操作方法が分からない場合は、設備の取扱説明書を確認するか、水道修理業者や設備業者へ相談してください。
冬期間に一時的に暖房を使用する場合も、停電や燃料切れによって室温が下がる可能性があります。「暖房をつけているから大丈夫」と判断せず、定期的に現地を確認することが大切です。
郵便受けに郵便物やチラシが溜まっていると、長期間人が住んでいないことが外部から分かりやすくなります。
防犯対策として、郵便物を定期的に回収しましょう。
所有者が遠方に住んでいる場合は、郵便局の転居・転送サービスの利用も検討します。また、新聞、定期購読物、宅配サービスなどを契約している場合は、停止または送付先変更の手続きを行ってください。
郵便物には、税金、保険、年金、金融機関、不動産などに関する重要な通知が含まれている場合があります。回収した郵便物は処分せず、内容を確認しましょう。
空き家を訪問したときは、室内だけでなく建物の外側も確認します。
主な確認項目は次のとおりです。
台風、大雨、強風、大雪などの後は、可能な範囲で建物に異常がないか確認しましょう。
破損を放置すると、雨水が建物内部へ入り、柱や壁、断熱材などの劣化につながる可能性があります。
札幌で空き家を管理する場合は、冬期間の除雪が重要です。
玄関前や通路に雪が積もった状態が続くと、現地確認や緊急時の立ち入りが難しくなります。空き家であることが周囲から分かりやすくなり、防犯上の不安につながる可能性もあります。
次の場所を確認してください。
屋根からの落雪や雪庇は、通行人、隣接する住宅、車両などへ被害を与えるおそれがあります。
屋根の雪下ろしには転落などの危険があるため、無理にご自身で作業せず、必要に応じて専門業者へ相談してください。
春から秋にかけては、雑草の繁茂や庭木の越境に注意が必要です。
庭木や雑草を放置すると、次のような問題につながることがあります。
定期的に除草や剪定を行い、隣地や道路へ影響が出ていないか確認しましょう。
ご自身で管理できない場合は、造園業者、除草業者、空き家管理サービスなどへ依頼する方法があります。
人の出入りが少ない住宅は、不法侵入、空き巣、いたずら、不法投棄などの被害に遭う可能性があります。
空き家の防犯対策として、次の項目を確認してください。
現金や貴金属、通帳、印鑑、重要書類などを空き家に残したままにしないことも重要です。
長期間管理する場合は、ご近所へ緊急連絡先を伝えておく方法もあります。ただし、個人情報の取り扱いには注意してください。
住宅に誰も住まなくなると、現在加入している火災保険の契約条件に影響する場合があります。
保険会社によっては、居住している住宅と空き家で、引き受け条件や補償内容が異なります。
空き家になった場合は、保険会社または保険代理店へ連絡し、次の内容を確認してください。
契約内容は保険会社や商品によって異なります。補償されると自己判断せず、現在の空き家の状態を伝えて確認しましょう。
空き家を訪問したときは、確認した内容を記録しておくと、建物の変化を把握しやすくなります。
記録する項目の例は次のとおりです。
室内や建物の外側を同じ位置から撮影しておくと、以前の状態と比較しやすくなります。
相続人が複数いる場合や、遠方に住んでいるご家族がいる場合は、写真と記録を共有しておくと、管理状況を確認しやすくなります。
所有者や相続人が札幌市外・道外に住んでいる場合は、定期的に現地を訪問することが難しい場合があります。
ご家族や親族だけで管理できない場合は、空き家管理サービス、除雪業者、造園業者、不動産会社などへ必要な作業を依頼する方法があります。
依頼する際は、次の内容を確認してください。
空き家の状態や利用予定に合わせて、必要な管理範囲を決めましょう。
空き家となった実家の整理は、ご家族だけで進めることもできます。
しかし、家財の量が多い場合や、相続人が遠方に住んでいる場合、売却・解体の期限が決まっている場合などは、遺品整理業者へ依頼する方法もあります。
業者へ依頼する場合も、すべてを処分する必要はありません。残すもの、親族へ渡すもの、買取を希望するもの、処分するものを事前に伝え、必要な範囲だけ依頼できます。

ご家族だけで空き家を整理する場合、家財の仕分け、搬出、清掃などに長い時間がかかることがあります。
特に一戸建てでは、次のような場所にも家財が残っている可能性があります。
業者へ依頼すると、物量や作業条件に応じた人数と車両を手配できるため、ご家族だけで作業する場合よりも短期間で進めやすくなります。
ただし、作業日数は建物の広さ、家財の量、搬出経路、分別状況などによって異なります。「必ず1日で終わる」などとは限らないため、現地見積もり時に確認してください。
所有者や相続人が札幌市外・道外に住んでいる場合、何度も札幌へ来て作業することが難しい場合があります。
立ち会いなしの作業や鍵の預かりに対応している業者であれば、遠方から依頼できることがあります。
立ち会いなしで依頼する場合は、契約前に次の項目を確認しましょう。
写真や動画を使って、残すものと処分するものを確認できる業者を選ぶと、遠方からでも作業内容を把握しやすくなります。
花あかりでは、立ち会いなしで対応できる場合があります。建物の状態や鍵の受け渡し方法などによって対応が異なるため、事前にご相談ください。
関連記事:立ち会いできない遺品整理は可能?札幌で遠方から依頼する流れと注意点
空き家の整理では、家財を搬出するだけでなく、重要書類や貴重品を確認しながら仕分けることが大切です。
遺品整理の際に確認したいものには、次のようなものがあります。
業者へ依頼する場合は、重要書類や貴重品が見つかったときの取り扱いを、作業前に確認してください。
すべてを処分するよう依頼するのではなく、「判断できないものは残す」「重要書類は一か所にまとめる」など、具体的に指定しておくと安心です。
空き家に残された家財の中には、買取できるものが含まれている場合があります。
例えば、状態や市場価値によっては、次のようなものが買取対象になる可能性があります。
花あかりでは、買取可能な品がある場合、買取額を作業費から差し引けることがあります。
ただし、すべての品物を買取できるわけではありません。品物の種類、状態、製造年、市場需要などによって査定結果が異なります。
見積もり時に、買取対象となるもの、査定額、作業費からの差し引き方法を確認してください。
遺品や家財を搬出した後に、室内清掃や修繕、不動産査定などが必要になる場合があります。
遺品整理とあわせて相談できる内容には、次のようなものがあります。
複数の業者へ個別に依頼する場合は、それぞれの作業範囲や費用を確認する必要があります。
まとめて相談する場合も、どこまでが見積金額に含まれているかを確認してください。
関連ページ:不動産売却サービスについて詳しく見る
実家には、写真、衣類、手紙、家具など、ご家族にとって思い出のあるものが多く残されています。
一つずつ確認しながら整理することが精神的な負担となり、作業が進まなくなることもあります。また、大型家具や家電の搬出には、けがや建物の破損といった危険もあります。
業者へ依頼することで、搬出や分別などの作業を任せながら、ご家族は残すものや引き継ぐものの判断に集中できます。
ただし、業者が思い出の品の価値をすべて判断できるわけではありません。残したいものは、写真や一覧を使って具体的に伝えてください。
空き家の遺品整理費用は、間取りだけで決まるものではありません。
主に次の条件によって変わります。
見積もりを依頼するときは、作業一式の総額だけでなく、作業範囲と追加料金の条件を確認してください。
最低限、次の内容を書面で確認しましょう。
関連ページ:遺品整理の参考料金
関連記事:見積もり前の10のチェックポイント
業者によって、対応できる作業や進め方が異なります。
料金の安さだけで決めず、次の項目を確認してください。
不用品の処理方法や追加料金について説明がない場合は、契約前に確認しましょう。
業者選びや見積もりの注意点については、以下の記事で詳しく解説しています。
関連記事:札幌で遺品整理業者を選ぶポイント|見積もり・追加料金・許可で失敗しない方法
必ずしも、すぐに売却しなければならないわけではありません。
将来ご家族が住む可能性がある場合や、相続人同士で方針が決まっていない場合は、適切に管理しながら検討する方法もあります。
ただし、方向性を決めずに放置すると、建物の老朽化や雨漏り、防犯上の問題、庭木の越境、冬期間の積雪・落雪などのリスクが高まる可能性があります。
売却しない場合も、次の内容は早めに確認しましょう。
売却するか迷っている段階でも、不動産会社へ査定を依頼し、現在の価値や売却条件を確認することはできます。
遺品や家財が残った状態でも、不動産会社による査定や売却相談ができる場合があります。
不動産会社による買取や、買主との契約条件によっては、家財が残った状態で売却できることもあります。
ただし、一般的な仲介による売却では、引き渡しまでに家財を撤去することが条件になる場合があります。購入希望者による内覧を行う場合も、室内を整理した方が建物の状態を確認しやすくなります。
すべてを処分してから相談するのではなく、まず不動産会社へ次の点を確認しましょう。
売却方法を確認してから遺品整理を行うことで、不要な作業や費用を抑えられる可能性があります。
最初から家財の処分を始めるのではなく、次の順番を目安に確認してください。
相続人が複数いる場合は、一人だけで処分や売却を決めず、相続人同士で確認しながら進めることが大切です。
相続財産に含まれる家財を一人の判断で処分すると、ほかの相続人とのトラブルにつながる可能性があります。
処分を始める前に、相続人同士で次の内容を確認してください。
写真、アルバム、手紙、貴金属、骨董品、仏壇、位牌などは、特に意見が分かれやすいものです。
判断に迷うものはすぐに処分せず、一時的に保管し、ほかの相続人へ写真を共有して確認しましょう。
相続関係や遺産分割について判断が難しい場合は、司法書士や弁護士などの専門家へ相談してください。
親御様が施設へ入居した場合は、亡くなった後の遺品整理とは異なり、家財や不動産は原則として親御様本人の財産です。
ご家族だけで処分や売却を決めず、所有者である親御様の意向を確認しながら進めましょう。
本人が判断することが難しい場合は、家族だけで手続きを進められないことがあります。成年後見制度などの手続きが必要になる可能性もあるため、司法書士や弁護士などの専門家へ相談してください。
施設へ持っていくもの、実家に残すもの、親族へ譲るもの、処分するものを一覧にすると、整理を進めやすくなります。
花あかりでは、札幌市外・道外にお住まいの方からのご相談にも対応しています。
建物の状態やご依頼内容によっては、鍵をお預かりし、立ち会いなしで作業できる場合があります。
立ち会いなしで遺品整理を依頼する場合は、事前に次の内容を確認します。
まずは実家の所在地、建物の種類、おおよその家財量、希望する作業内容などをお知らせください。
住宅が空き家になっただけで、直ちに固定資産税が高くなるわけではありません。
ただし、適切に管理されておらず、自治体から「管理不全空家」や「特定空家」として勧告を受けた場合は、土地に適用されている固定資産税の住宅用地特例が受けられなくなる可能性があります。
また、住宅を解体した場合も、住宅用地特例が適用されなくなり、翌年度以降の土地の固定資産税が上がることがあります。
実際の税額は、土地の面積、評価額、現在の課税状況などによって異なります。詳しくは、札幌市の固定資産税担当窓口や税理士などへ確認してください。
遺品整理の費用は、間取りだけでなく、家財の量、作業人数、作業日数、搬出経路、車両の台数などによって変わります。
同じ一戸建てでも、家財が少ない住宅と、物置や車庫まで家財が残っている住宅では、必要な作業量が異なります。
正確な費用を確認するためには、現地見積もりを依頼し、次の内容を確認してください。
花あかりでは、札幌市内の現地見積もりを無料で承っています。
関連ページ:遺品整理の参考料金
空き家管理サービスを提供している専門業者であれば、定期的な換気、通水、郵便物の確認、建物の点検、写真報告などを依頼できる場合があります。
また、除雪は除雪業者、庭木の剪定は造園業者というように、必要な作業ごとに依頼する方法もあります。
業者を選ぶ際は、次の内容を確認してください。

空き家になった実家は、時間が経つほど管理や維持の負担が大きくなります。
特に放置期間が長くなると、
・建物の老朽化や劣化が進む
・防犯上のリスクが高まる
・近隣トラブルにつながる
・固定資産税や維持費の負担が続く
・売却や活用が難しくなる
といった問題が発生する可能性があります。
そのため、空き家になった実家については、まず不動産の名義や相続人を確認し、重要書類や貴重品を確保したうえで、遺品や家財の整理を進めます。
その後、建物の状態やご家族の事情に合わせて、次の選択肢を検討することが大切です。
すぐに方向性を決められない場合でも、換気、通水または水抜き、郵便物の回収、除雪、庭木の手入れなど、必要な管理を続けましょう。
札幌で空き家となったご実家の遺品整理をご検討の方は、花あかりへご相談ください。
花あかりでは、現地確認のうえ無料でお見積りいたします。
立会い不要(立会いなし)や遠方からのご依頼、鍵預かりの進め方もご相談ください。買取や清掃、退去・引越し前後の片付けまでまとめて対応可能です。
また、不動産売却をご検討の方には、不動産売却に関するご相談も承っております。遺品整理から売却準備まで、状況に合わせてご提案いたします。
「空き家になった実家をどうするか悩んでいる」「売却前に家財を整理したい」「遠方に住んでいて管理が難しい」など、ご事情に合わせて進め方をご提案します。まずはお気軽にお問い合わせください。
【主な対応エリア】
札幌市中央区/札幌市北区/札幌市東区/札幌市白石区/札幌市厚別区/札幌市豊平区/札幌市清田区/札幌市南区/札幌市西区/札幌市手稲区/小樽市/石狩市(南部)/江別市/北広島市/恵庭市/千歳市 など
※上記以外の地域も、ご予約状況により北海道内全域でご相談可能です。
※混雑状況により当日のご訪問が難しい場合がございます。詳しくはお問い合わせください。
この記事の監修者
株式会社アスタート(花あかり)
オウンドメディア編集部
遺品整理の現場で培った豊富な経験をもとに、年間1,500件以上の実績を誇る当社の遺品整理士が監修。
「一般社団法人 遺品整理士認定協会」に認定された専門家として、ご遺族のお気持ちに寄り添いながら、遺品整理に関する正しい知識と実務の工夫をお届けしています。
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