親が亡くなった後、実家や住んでいた家を前にして、
「何から片付ければいいのだろう」
「すぐに家の中を整理した方がいい?」
「全部捨てても大丈夫?」
と戸惑う方は少なくありません。
葬儀やさまざまな手続きが続く中で、家の片付けまで一度に進めるのは大きな負担です。
また、親の家には相続や各種手続きに必要な書類、現金、通帳、思い出の品などが残されている可能性があります。
そのため、最初から「家を空にする」ことを目標にする必要はありません。
この記事では、親が亡くなった後の家について、片付けを始める前に確認したいことから遺品整理までの基本的な流れを解説します。
親が亡くなった直後は、
「早く実家を片付けなければ」
と思うかもしれません。
しかし、賃貸住宅の退去期限がある場合などを除き、必ずしもすぐに家財をすべて処分する必要はありません。
まず、
を確認しましょう。
片付けより先に確認することがあります。

親が一人暮らしだった場合は、まず住宅の状態を確認します。
すぐに退去する必要はありませんが、今後、
などを検討することになります。
家をどうするかによって、遺品整理の期限や残す家財も変わります。
管理会社や貸主へ連絡し、契約状況や明け渡しについて確認します。
退去予定から逆算して遺品整理を進める必要があります。
→ 関連記事「賃貸住宅で家族が亡くなったら遺品整理はどうする?退去までの流れと注意点」
最初に家の中から、
などを確認します。
特に書類は「古い紙」と判断してまとめて捨てないよう注意しましょう。
→ 関連記事「遺品整理で見つかる重要書類一覧」
→ 関連記事「遺品整理で探すべき貴重品・財産一覧」
親に借金などがあり、相続放棄を検討している場合は注意が必要です。
故人の財産を処分する行為が相続に影響する可能性があるため、通常の遺品整理と同じように家財処分を進めない方が安全です。
まず財産と債務の状況を確認し、必要に応じて専門家へ相談しましょう。
→ 関連記事「相続放棄をする場合、遺品整理はしてもいい?片付ける前に知っておきたい注意点」
親の家を片付ける場合、一人だけで処分を決めないことも大切です。
特に、
などは、兄弟姉妹によって残したいものが異なる場合があります。
処分前に家族へ確認し、「残すもの」「確認するもの」「処分してよいもの」を共有しておきましょう。
まず処分してはいけないものを取り分けます。
写真や形見などを確認します。
貴金属、ブランド品、時計、趣味用品など、価値が分からないものは処分前に確認します。
衣類、食器、家具、家電などを整理します。
自分たちで処分する場合は、自治体のルールを確認します。
家財を搬出した後に室内を確認します。
売却、管理、解体など、住宅そのものについて必要な対応を進めます。
遺品整理が終わっていなくても、誰も住まなくなった家には管理が必要です。
郵便物、換気、水回り、積雪、防犯など、定期的に確認しなければならないことがあります。
特に札幌では冬季の積雪もあるため、遠方に住んでいる場合は管理方法を早めに考えておきましょう。
→ 関連記事「空き家になった実家を放置するとどうなる?遺品整理・売却・管理の進め方」
親は札幌、子どもは道外というケースでは、家を片付けるためだけに何度も札幌へ来ることが難しい場合があります。
その場合は、
といった方法があります。
→ 関連記事「立ち会いできない遺品整理は可能?札幌で遠方から依頼する際の流れと注意点」

家財が少ない場合は、家族だけで整理できることもあります。
一方、
といった場合は、業者へ依頼する方法があります。
まず家財量を確認し、自分たちで対応できる範囲を判断しましょう。
→ 関連記事「遺品整理を自分でやるか業者に頼むかの判断基準」
□ 持ち家か賃貸か確認した
□ 遺言書を確認した
□ 通帳・印鑑を確認した
□ 現金・貴重品を確認した
□ 重要書類を確認した
□ 相続放棄の可能性を確認した
□ 兄弟姉妹・親族と情報共有した
□ 残すものを決めた
□ 買取を検討するものを分けた
□ 不用品を仕分けた
□ 家の今後を検討した
一度にすべて終わらせる必要はありません。
まず「捨てる前に確認すること」から始めましょう。
必ずしもすぐ家財をすべて処分する必要はありません。賃貸住宅など期限がある場合を除き、まず重要書類や財産、家族が残したいものを確認しましょう。
最初は遺言書、通帳、印鑑、現金、重要書類などの確認から始めます。その後、残すもの、買取を検討するもの、不用品へ仕分けていきます。
相続や家族間の問題につながる可能性があるため、一人だけで判断せず、必要に応じて相続人や家族で確認してください。
立ち会い不要や鍵預かりに対応する遺品整理業者を利用する方法があります。作業内容や貴重品の扱い、報告方法を事前に確認しましょう。
住宅や家財の状況によって進め方が異なります。売却予定がある場合は、不動産会社等とも相談しながら、どこまで家財を整理するか決めるとよいでしょう。

親が亡くなった後の家の片付けでは、いきなり家財を処分するのではなく、
家の状況確認 → 重要書類・財産確認 → 家族で相談 → 遺品の仕分け → 搬出・清掃 → 家の今後を決める
という順番で考えると整理しやすくなります。
特に相続放棄を検討している場合や、兄弟姉妹など複数の相続人がいる場合は、自己判断で処分を急がないことが大切です。
花あかりでは、札幌市を中心に実家の遺品整理についてご相談を承っています。
「何から手をつければよいか分からない」という段階でも構いません。
家財量や住宅の状況、残したいものなどを確認しながら、遺品整理の進め方をご案内します。
この記事の監修者
株式会社アスタート(花あかり)
オウンドメディア編集部
遺品整理の現場で培った豊富な経験をもとに、年間1,500件以上の実績を誇る当社の遺品整理士が監修。
「一般社団法人 遺品整理士認定協会」に認定された専門家として、ご遺族のお気持ちに寄り添いながら、遺品整理に関する正しい知識と実務の工夫をお届けしています。
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